日本には国家資格として「一級建築士」「二級建築士」といった資格があります。しかし、有名な「建築家」で一級建築士免許を持っていない方もいますし、一級建築士免許を持っているけれども「設計士」としての仕事をしている方もたくさんいます。
日本では「建築家」と「設計士」が明確に区別されているわけではありませんが、おおまかに整理すると、「建築家」は住まい手の暮らし方や住環境、空間デザインまでを考えて建物を計画する「設計士」は法規制や施工を考えて建物を計画するという特長があります。
建築家はより大きな範囲で住まい手の「暮らし方」や「住環境」を考えながら住宅計画を形にしていきます。法規制や施工の検証に加えて、現場の収まりを考えたコストコントロールや空間デザインも行うのです。
|